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食品衛生法が改正され、HACCPに沿った衛生管理が要求されるようになりましたが、どう進めれば良いかわかりません。
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Codex HACCPの運用が求められていますので、当社のHACCPトレーニングの受講をおすすめいたします。約3日間のHACCPトレーニングでは、Codex HACCP(HACCP7原則12手順)についての講義を受けたあと、関連書類一式をご自身で策定するワークショップにて演習を行い、基礎となる知識と技術を身につけます。
HACCPに決められた書式はありませんが、HACCPトレーニングでは標準的な書式を使用し、実際にHACCP計画を作成するための演習を行います。なお、Codex HACCPは2020年9月に改訂されましたので、最新のCodex HACCPに従ってご対応ください。
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米国食品医薬品局(FDA)から査察の連絡が来ましたが、何を聞かれるかわかりません。
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査察とは、FDA査察官が貴社を訪問し、HACCPをはじめとする食品関連規則を遵守しているかどうかをチェックするものです。貴社の工場・現場を見たり、文書(計画や記録)を確認・検証したりして、規則を遵守できていない箇所を指摘します。
なお、この指摘は、日本の保健所が指導する視点と異なる場合があります。日本での認証を取得していても米国の規則に遵守しているとは限りませんので、査察が免除になることもありません。
査察当日に備えて事前に当社が模擬査察を行うことで、査察官の指摘事項を予測し、できる限り指摘が発生しないように貴社の準備を支援いたします。また、査察当日には査察官と貴社の間で交わされる質疑応答の意図を汲み取り、必要に応じて通訳も可能です。
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商談時に食品認証について聞かれるようになりました。輸出する場合は認証が必要なのでしょうか?
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輸出する際の「食品認証」はGFSI認証を指す場合が多いため、GFSIに認定された認証を目指すと良いと考えます。ただし、輸出先国により好まれる認証は異なります。日本で取得しやすいGFSI認証はFSSC22000、SQF、JFS C規格(一次生産ならG・A-GAP)、ヨーロッパへの進出を目指す場合はBRCやIFSが求められる場合があります。ただし、現時点では日本に認証機関はありませんので注意が必要です。
なお、現地系バイヤーと比較すると日系商社は認証を求めてくる例は少ないです。
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生産・作業改善するとどのような効果が得られますか?
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適正在庫や適正な作業時間の設定が可能となり、無駄な費用や活動をおさえられるため、キャッシュフローが改善します。例えば「保管や作業のためのスペースは削れないけれど、倉庫や冷蔵庫の増設を検討している」という場合でも、生産・作業改善を施すことで現状のスペースのままで増設が可能になり、追加投資を避けることができます。あるいは「年末の繁忙期であっても、より短時間でより多くの製品を製造できるようになる」などのメリットもあります。